心躍る作品展
5月の話になりますが、大好きな彫刻アーティストの はしもと みお さんと、漫画「いとしのムーコ」でムーコの飼い主「小松」のモデルとなったガラス作家の 小松 聡一 さんの『ふたり展』が益子のギャラリーで開催されていたので、見に行ってきました。
みおさんについては、愛犬の黒柴「月」君が、自分の彫刻に紛れてちょこんと座っているSNSの映像で知りました。「まるで本物のその子が、息遣いそのままにそこに在る」姿に、衝撃と感銘を受けて以来、いつか作品を目の前で見たいと思っていました。
ギャラリーのエントランスを入るとすぐに、「月」君と「ムーコ」ちゃん(の彫刻)が迎えてくれました。
みおさんの彫刻は触っていいものも多く、こうして子供が実際に触れて、木彫りの荒々しい質感やクスノキの良い香り、色彩で表現される目に宿る命を感じることができます。
そこに在るのは「その子の命そのもの」です。
みおさんがモデルにするこの中には、天に召された子もいます。
1950年代のソ連の人工衛星打ち上げと共に初めて宇宙軌道に乗った犬「クドリャフカ」
「クドリャフカ」のこちらを見上げる目に胸がギュッとなりました。もちろん、彼女は宇宙から帰ってくることはありませんでした。本当は抱きしめたかったけど、さすがにそれは恐れ多いので、たくさん撫で撫でしてきました。
猫ちゃんの作品も多いみおさん、この絵本のように見えるものも、全て木彫りです。
益子の自然豊かな森の奥にあるギャラリーの、この美しい風景の中で、猫ちゃんや子犬ちゃんが気持ちよさそうにウトウトしている展示も素敵でした。
そして、天井の高いアトリウムに吊るされた月や星のモビールの展示もとても美しかったです。
いつまでもこの空間にいたい、そんな作品展でした。
そして、この話には後日談がありまして…その話は長くなるのでまた次回‼